シグブラ
第158回:“45mm持って谷根千ブラブラ

第158回:45mm持って谷根千ブラブラ

August 7, 2019

SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary が発売になった。この軽量コンパクトでスタイリッシュなレンズを「パナソニック LUMIX S1R」に装着して猛暑の谷根千近辺へと繰り出した。7月終わりまで雨続きの憂鬱な毎日だったが、いざ梅雨明けしたとたん連日の暑さで、人気の谷中・根津・千駄木エリアも日中の人出が少ないように感じた。ただ歩いているだけで汗が噴き出してくる。こんな時は重たい機材を持って歩きたくないものだが、SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary の215gという軽さはカメラの重さを和らげてくれた。また写りと操作感も極上である。「ボケマスター」SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art を思い起こさせる優しくて美しいボケ味と、「カチカチカチ」と小気味よいクリック感の絞りリングはシャッターを切るのを楽しくしてくれる。ブラブラと歩きながら「早く SIGMA fp と組み合わせて使いたいなあ」と思ってしまったほどである。このレンズ、ブラブラスナップにピッタリですゾ。

猛暑である。日中のブラブラスナップは危険なほどの暑さだ。広い通りではなく狭く日陰の多い路地を選んで撮り歩く。街角に咲いていた花を撮ったが、SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary の優しいボケ味が気に入った。

ふだんは観光客で賑わっているこの界隈も日中は暑さのため人出が少ないようだ。のんびりゆっくりと汗をかかない速度で界隈を徘徊する。おかげで今まで気付かなかったさまざまなものを発見できた。

SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary はスナップに好適だ。フルサイズ機で 45mm というほどよい距離感が、目線に近い自然な描写を可能にしてくれる。開放 F2.8 という明るさも SIGMA dp2 Quattro と同じで、同機になじんだフォトグラファーには親しみやすいはずだ。

被写体に接近できるのも SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary の魅力のひとつだ。ググッと寄って背景との距離を取れば、あの「ボケマスター」SIGMA 105mm F1.4 DG HSM | Art のような極上のボケ味を堪能できる。歴史ある塀の瓦を撮ったがフルサイズ機ならではの大きなボケが美しい。

F2.8 絞り開放だとややソフトで淡い描写が得られる。被写体やイメージによってはチョイ絞りで撮ると絵が引き締まってくるはずだ。オートフォーカスも高速で迷いがなく、あらゆるシーンで信頼できる精度だった。

日が傾いてきて風が出てきた。気温も下がってきたようで歩きやすくなってきた。といってもまだ30度らしい。あまりの暑さに感覚がマヒしてしまったかのように感じる。

涼しくなってきてネコたちも活動開始である。 「パナソニック LUMIX S1R」のオートフォーカスは動物も認識してくれるので、夏バテ気味っぽいネコの瞳にもバッチリとフォーカスを合わせてくれた。

谷根千からブラブラと撮り歩き、上野・不忍池に着いた。夏祭りをやっていた野外音楽堂で一休み。暑い中撮り歩いたが、SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary は写りも造りもよくとても気に入った。常用レンズとしてLマウントユーザー必携のレンズとなるだろう。SIGMA fp だけでなく FFF(FUll Frame Foveon)機で使うのも今から楽しみの一本である。


三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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