シグブラ
第120回:新春の低山ブラブラ

第120回:新春の低山ブラブラ

January 17, 2018

人がまばらの駅で小田急線を下り、山に向かうバスに乗る。正月早々ということもあってこちらも乗客が少ない。温泉街入り口でバスを降り、小川にかかった赤い橋を渡る。空を見上げると穏やかでいい天気だ。バックパックからSIGMA sd Quattro H を取り出してゆっくりと歩き出す。今日は飯山観音経由で白山に登り、順礼峠を通るという低山ブラブラ徘徊の予定である。のんびりと眺望を楽しんで、新春の丹沢を楽しむつもりだ。
野外ステージを右手に見ながら坂道を登っていく。やがて道は階段となって山門をくぐり、横浜方面をよく見渡せる境内へ導いてくれた。ここまではクルマで行き来可能な道があるので、何名か参拝する人がみられた。
本殿の裏からいよいよ山道である。男坂と女坂があるが、迷わず男坂を選び歩を進める。枯れ葉を踏みしめての急登だ。距離にすると大したことないが、忘年会続きだった身体にはなかなかキツい(笑)。尾根に出てから木々が途切れた明るい方向に進むとパーッと展望が開けた。白山の頂上だ。ここからは奥多摩方面からシグマ本社がある川崎方面、そして東京都心部、横浜、厚木方面を一望できた。頂上には展望台もあり、そこに登れば湘南、伊豆方面もじっくりと見ることが可能だ。
眺望を撮影し、ベンチに座ってあんぱんを食べていると、全身ビシッと決めたトレイルランナーが女坂から登ってきた。「お、カッコいいな」と思っていると、その後からジャージ姿の女子中学生がスタスタと走ってきた。この二人、どうやら親子らしい。その格好のコントラストがなかなか面白かった。
白山から狢坂峠(むじなさかとうげ)、物見峠を通り、尾根沿いを南下する。このルートは左手に東京方面を見ながら歩けるので楽しい。木々に葉が少ないこの時期ならではの眺めだ。ハイカーも少なく、静かに低山を堪能することができた。さてそろそろ順礼峠に到着である。新年初歩きは、見事な眺めと枯れ葉のサクサク感を楽しめたブラブラとなった。今年もいろいろなところをブラブラしたいものである。

バスを降りて観音方面に歩くと野外ステージがあった。暖かい季節には賑わうのだろうか。温泉もあるのでいつか入ってみたいものである。

飯山観音「飯上山長谷寺」に向かう石段。歩く人は誰もいなかった。振り返ると横浜方面がよく見えた。

仁王門と金剛力士像。1709年(宝永6年)に寄進されたとのこと。歴史を感じさせるその佇まいは Foveon 物件である。

境内までは車道もあり、クルマで来たお年寄りを中心とした参拝客も数名みられた。静かで凛とした境内は新春に相応しい感じがした。

本殿裏から登ると白山に出る。標高は約283メートルと低いが、都心との間に何もないため眺望は抜群である。数名のハイカー、そしてトレランの親子が展望台に上って景色を楽しんでいた。

尾根沿いを南下する。右手はゴルフコース、左手は都心方面を見ながら進む。関東ふれあいの道でもある本コースは、道標も道もしっかりと整備されておりとても歩きやすい。東丹沢は暖かくなるとヒルが出てくるため、寒い季節に楽しむのがオススメである。

このコースは眺望がいい。奥多摩から筑波山、そして千葉方面までとてもよく見えた。カメラを持ってのブラブラ低山歩きにピッタリである、このカットは SIGMA 24-105mm F4 DG HSM | Art のテレ端で横浜方面を撮ったもの。ランドマークタワーやベイブリッジ、つばさ橋までよくわかる。午後は気温が上がったため、やや揺らぎが入ってしまったが、そのシャープさは実に素晴らしい。横浜といえば3月は CP+ である。登場するシグマの新製品群が今から楽しみである。


三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

シグブラフォトウォーク

シグブラフォトウォーク

シグブラフォトウォーク

シグブラフォトウォーク

シグブラフォトウォーク

シグブラフォトウォーク
Page Top