シグブラ
第114回:秋の庭園ブラブラ

第114回:秋の庭園ブラブラ

October 12, 2017

いつの間にか蝉の声が聞こえなくなり、めっきりと空気が涼しくなってきた。夏から秋へ季節が完全に移行したようだ。SIGMA sd Quattro H を持ってブラブラ撮影に出かけようと久しぶりにジーンズに足を通すと、その生地の硬さに歩き方がぎこちなくなってしまった(笑)。夏の間はずっと短パンだったからだ。さて、JR山手線・駒込駅で下車し、奇妙な歩き方をして初秋の庭園にやってきた。駒込は旧古河庭園と六義園という美しい庭園があり、気軽に両方をブラブラとできるのでオススメである。特に今は薔薇、これからは紅葉と Foveon の威力を試すのにもってこいだ。じっくりと洋館と花、池や木々を撮るのもいい。また両庭園の間を移動するときには「霜降銀座商店街」を訪れるの忘れてはならない。昔懐かしい昭和の雰囲気が漂う商店街もまたフォトジェニックだ。この秋は山手線を挟んだ名庭園で Foveon 物件を探すのも悪くない。

旧古河庭園にはジョサイア・コンドル作の洋館がある。残念ながら内部は撮影禁止だがカフェでお茶をすることは可能だ。窓から内部を冷やかしつつ、ひび割れがあるドアのノブにフォーカスしてシャッターを切った。

両庭園とも有料だが花と紅葉シーズンは大いに賑わう。平日の昼間でもカメラを持った人たちで混雑するほどだ。この日は西洋庭園で咲き誇る薔薇目当ての女性客が多かった。しかし庭園内を歩き出すとそれほどの混み具合でもなかったので、ゆっくりとブラブラすることができた。

今回持参した SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art は超絶である。開放F1.8という明るさに加えて、画像の中心部から隅々まで恐ろしいほどよく写るのである。SIGMA sd Quattro H との組み合わせはまさに素晴らしいの一言。薔薇の花から洋館の壁面、そして秋空を舞うトンボの姿までしっかりと写しとられている。

チョイ絞りで池の中からこちらを窺うコイを撮ってみた。SIGMA sd Quattro H のライブビューで、AF測距点をそのボッテリとした口に合わせてシャッターを切る。ススッと合焦して、なんとも艶やかなイメージを手にすることができた。池に手を伸ばしての撮影だったので、池ポチャしないようにするのが大変でしたが。

レトロ感溢れる霜降銀座商店街をブラブラしてから六義園へ。こちらは電子マネー・Suica が使えるので、iPhone 8 Plus の Apple Pay を使ってスムーズに入園。池を中心にグルリとブラブラ。紀州をイメージした景観はどこを切り取っても美しい。そういえば六義園は最近公式 Twitter を開始したので、紅葉など最新情報が欲しいヒトはフォローするといいだろう。

庭園内で一番高いところ「藤代峠」に登る。ここからの眺めは素晴らしい。再び SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art を装着して撮影。広大な庭園がほぼ全てフレーム内に収まってしまうのに、近景から遠景までシャープな像を撮れるのが魅力だ。散策をする人々や、園内を手入れする人々、そして紅葉ライトアップで活躍する照明までしっかりと確認できる。

SIGMA sd Quattro H と SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art の組み合わせはとても気に入った。水面の表情から、木々の一葉まで克明に映し出すこのパワーは、これからの紅葉シーズンが楽しみでならない。多くに人に使ってもらいたいシグマ渾身の名玉であると感じた。これ1本だけ持ってブラブラと撮影してみるのも面白そうである。


三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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