第225回:アプトの道 / Aputo-no-michi
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
1982年、2年の留学予定で渡米。1984年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更し広告写真スタジオで働き始める。1991年フォトグラファーとして独立。1995年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移しエンターテインメント関係の撮影中心に活動。2018年より日本とアメリカの二重生活。近年は旅写真にも力を入れている。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第225回:アプトの道 / Aputo-no-michi

廃線となった旧信越本線の横川駅〜軽井沢間(碓氷線)は、現在、横川駅〜熊ノ平間(約6km)が急勾配を克服するため導入されたアプト式鉄道に因み、「アプトの道」と名付けられた遊歩道になっている。この日も多くの人が訪れ、ハイカー達が第3号トンネルへ吸い込まれるように歩いて行った。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:100mm

先日登った神奈川県横須賀市にある鷹取山は「湘南妙義」の別名があり、その本家本元である群馬県の妙義山について調べていたら、付近に廃線跡を利用した遊歩道があることを知り、4月中旬の平日に廃線跡を歩いた。当日、「アプトの道」の起点で、今では信越方面に繋がっていないJR信越本線の終点・横川駅に8時36分に到着すると、この電車で横川駅まで乗って来た数人の乗客の中で「アプトの道」へ向かうハイカーは私以外見当たらない。ひとつ手前の松井田駅で下りた山登りの格好をした女性は妙義山へ向かったと思うが、横川駅からも妙義山の一部が眼の前に迫っていた。私は見頃な桜と妙義山を撮影した後、「アプトの道」の起点地点にある碓氷峠鉄道文化村に立ち寄らず、熊ノ平を目指し遊歩道を歩き出した。起点から1.8km先の旧丸山変電所までの遊歩道は真っ直ぐに伸び傾斜は緩やかだったが、気温が上がってきて、Tシャツ一枚になった。碓氷線の電化に伴い明治45年(1912年)に給電施設として建てられた煉瓦造りの旧丸山変電所は、堂々として絵になり夢中で撮影した。私の乗った後の電車で来たのか、横川駅まで車で来たのか分からなかったが、気がつくと20人ぐらいの中高年のグループが旧丸山変電所に集まっていた。そして、峠の湯という天然温泉施設を超えて第1号トンネルへ至るまでに多くのハイカーが、ゆっくり歩く私を追い越して行った。

large
thumbnail-02

横川駅から下りると桜が見頃だった。青空、妙義山、桜が、フレーム内で占める割合が均等になるような焦点距離を選んで撮影。ズームレンズの特性を活かしたフレーミングができた。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:31mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:19.90MB

large
thumbnail-03

「アプトの道」から碓氷峠鉄道文化村の保管されている列車が見え、桜が屋根の上に咲いていた。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:72mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:16.57MB

large
thumbnail-04

碓氷峠鉄道文化村から離れてすぐに緩やかな直線が続き、歩いて来た「アプトの道」を振り返る。旧上り本線跡が遊歩道「アプトの道」になり、下り線跡は、3月から11月の土日祝日にトロッコ列車(シェルパ君)が、ぶんかむら駅〜とうげのゆ駅までの2.6km間を走行する。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:20mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:19.83MB

large
thumbnail-05

舗装されたアプト道と残されたレール。よく整備された歩きやすい遊歩道だ。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:31mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:29.49MB

large
thumbnail-06

スタート地点から1.8km先の旧丸山変電所まで真っ直ぐ伸びる「アプトの道」。老人が犬と散歩する後ろ姿を望遠ズームで追う。この頃までに気温はかなり上がり、陽炎に揺れる光景を撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1000 秒 | 絞り値:F7.1 | 焦点距離:242mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:14.14MB

large
thumbnail-07

当時の鉄道・電気の最先端技術が導入された旧丸山変電所。平成12年度より平成14年7月まで改修工事が行われた。碓氷峠鉄道施設として国の重要文化財に指定されている。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400 秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:17.51MB

large
thumbnail-08

周辺の桜も見事だったので、桜越しに旧丸山変電所の一部にフォーカスした。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1250 秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:90mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:13.51MB

明治26年(1893年)にドイツのハルツ山鉄道を参考にした2本の線路の内側にレール(ラックレール)を敷き、機関車の歯車と噛み合わせたアプト式鉄道を取り入れ、碓氷峠区間の標高差553m、最大66.7パーミル(1000mで66.7mの高低差)の急勾配を越える碓氷線が開通した。トンネル数26、橋梁18の横川〜軽井沢間の所要時間は80分で、トンネル内では乗務員も乗客も蒸気機関車の煙に苦しめられ、輸送力も不足していた。その為、横川火力発電所を新設し、碓氷峠の両端に丸山と矢ヶ崎の2カ所の変電所も設置。明治45年(1912年)に国内初の幹線電化区間となり、横川〜軽井沢間の所要時間は49分に縮まった。その後も輸送力不足に陥り、昭和38年(1963年)にアプト式から一般的な粘着運転方式となり、丸山信号場〜熊ノ平間が新線に替わりアプト式の旧線が廃止された。昭和41年(1966年)には複線化され、碓氷峠専用の補助機関車を導入し横川-軽井沢間の所要時間は、登り(下り線)17分、降り(上り線)24分に短縮された。それでも輸送力に限界があり、貨物輸送は篠ノ井線、中央本線、上越線経由となり、昭和59年(1984年)に貨物列車が廃止。平成9年(1997年)に長野新幹線が開通し横川駅〜軽井沢駅間が廃止、軽井沢より先の区間は第3セクター線の「しなの鉄道」に、高崎から横川までの区間は「信越本線」となった。

large
thumbnail-09

横川から歩いて来ると最初に出会う第1号トンネルに近づく。「アプトの道」は、折返し地点の熊ノ平まで10のトンネルを通る。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:35mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:29.90MB

large
thumbnail-10

長さ187mの第1号トンネルに入る前、見上げると青空バックの桜が満開だった。この日、新緑にはまだ早かったが、桜を入れた写真が撮れたので満足だった。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:20.32MB

large
thumbnail-11

トンネル内は照明(午後6時に消灯)があり、歩くのに十分な明るさだ。三脚使用。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:蛍光灯 | シャッター速度:0.8 秒 | 絞り値:F4.5 | 焦点距離:19mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:11.65MB

large
thumbnail-12

長さ113mの2号トンネルから出ると、左手に見える碓氷湖の湖面が色鮮やかに見えた。湖岸のパーキング場に停車するバスへ戻る30人ぐらいのグループとすれ違い、この辺りから「アプトの道」を歩くハイカーの数が多くなった。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F8.0 | 焦点距離:35mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:20.13MB

連続して続く3号、4号、5号のトンネルを抜け、通称「めがね橋」として知られる煉瓦アーチ橋の碓氷第三橋梁に到着。明治25年1892年に完成したレンガ造り4連アーチ橋は、長さ91m、高さ31mで国内最大規模だ。軽井沢方向ヘ向かい6号トンネル手前まで歩き、そこから階段で国道18号に通じる階段を下りて橋の下まで行き橋を見上げた。めがね橋まで戻り、長さ546mの6号から7号、8号、9号、10号トンネルを超え、「アプトの道」の折返し地点である熊ノ平に到着。横川駅(標高386m)〜熊ノ平(標高688m)間の約6km、約300mの上りだった。

large
thumbnail-13

横川から歩いて来ると橋の上から左手に出られる場所があり、そこから見る「めがね橋」が周辺の景色によく溶け込んでいた。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400 秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:23.44MB

large
thumbnail-14

約200万個の煉瓦が使用された碓氷第三橋梁のディテールを中望遠レンズで撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:64mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:20.99MB

large
thumbnail-15

国内最大の煉瓦づくりを見上げる。周辺の木々にはまだ葉が付いておらず、「めがね橋」を撮るには新緑か紅葉の時季がベストだろう。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F6.3 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:20.19MB

large
thumbnail-16

最長の6号トンネルは546mあるが、途中に明かり取り用の横穴と上部には排煙用の穴があり、外の明かりが差し込むので暗闇にいる恐怖感はない。調色はセピアを選んだ。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:23mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:16.41MB

large
thumbnail-17

この辺りは熊が出没するようだが、明かり取り用の横穴から外に出てみた。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:20mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:31.47MB

large
thumbnail-18

折り返し地点の熊ノ平から現在は立ち入り禁止区域の軽井沢方向を見る。熊ノ平(標高688m)から更に251mを上って軽井沢駅(標高939m)まで、いつの日か遊歩道を繋げてもらいたいものだ。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:100mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:22.05MB

large
thumbnail-19

今はもう使われていない信号機。彩度を落とすとレトロな感じが強調された。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F5.0 | 焦点距離:100mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:17.08MB

large
thumbnail-20

トンネル内で目にした温度計は壊れているようだった。調色は温黒調を選んだ。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/60秒 | 絞り値:F2.0 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:12.59MB

熊ノ平周辺を少し散策した後、帰りは下りだったこともあり、かなり早く歩き峠の湯まで戻り、そこからは「アプトの道」から逸れて中山道六十九次の江戸から数えて17番目の宿場であった坂本宿の面影が残る旧国道18号線を歩き、碓氷関所跡に立ち寄リ横川駅に戻った。この日、坂本宿を歩くハイカーの姿はなく碓氷関所跡も閑散としていたが、「アプトの道」の帰りはここを歩くことを勧めたい。

large
thumbnail-21

坂本宿時代の面影を残す代表的な旅籠建築の「かぎや」。伝承によると370年前、高崎藩の納戸役鍵番をしていた武井家が坂本に移住し、旅籠に役職にちなんで「かぎや」とつけたといわれる。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:100mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:14.31MB

large
thumbnail-22

永井脇本陣跡前から旧国道18号線を見る。この時、車の交通量は少なくハイカーの姿もなかった。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:14.76MB

large
thumbnail-23

特別な説明は見当たらなかったが、レンズを向けたくなる木造の建物。撮影時からモノクロが似合うと思った。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:35mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:10.08MB

large
thumbnail-24

旧国道18号線を歩き横川駅が近くなると上信越自動車道の高架橋が遠くに見え、その手前に碓氷峠鉄道文化村から出て来た信越本線横川〜軽井沢間の碓氷峠専用の補助機関車として活躍したEF63が見えた。補機は、登りは後押し、下りは先頭でブレーキをかけた。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:85mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:5424 × 3616
ファイルサイズ:20.72MB

large
thumbnail-25

1616年に江戸幕府によって、関東入国の関門として設置された中山道の碓氷関所跡。幕府が関所西の碓氷峠側を、安中藩が東を守り「入鉄砲と出女」を監視し、明治2年に廃止された。

使用機材:SIGMA sd Quattro + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:18mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:3616 × 5424
ファイルサイズ:23.18MB

カメラリュックを背負ってめがね橋の下へ行き、再び戻る階段の登りがきつく感じた以外、「アプトの道」の上り(約6km間で約300mの上り)は苦にならなかったが、熊ノ平から折り返した戻りは坂を転がるように歩き、事故も多発した当時の機関車にとって大きな負担となった勾配を帰り道で体感した。この日の機材は、カメラは、APS-Cサイズの「SIGMA sd Quattro」を2台。レンズは、組み合わせが抜群の「SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM | Art 」「SIGMA 50-100mm F1.8 DC HSM | Art」を2台のカメラにそれぞれを装填しこれを基本として、さらに「SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art」「SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM | Contemporary」を加えた4本体制。それに、中型のカーボン三脚、この日使用しなかった「フラッシュEF-630」1台、予備のカメラバッテリー4個。雨の心配が全く無かったので雨具は持参しなかった。

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

Page Top