第222回:箱根旧街道石畳・Stone‐paved Road of Hakone Old Highway
押本 龍一

押本龍一、東京品川生まれ。
1982年、2年の留学予定で渡米。1984年ニューヨークに渡り刺激を受け予定を変更し広告写真スタジオで働き始める。1991年フォトグラファーとして独立。1995年ニューヨークからロサンゼルスに拠点を移しエンターテインメント関係の撮影中心に活動。2018年より日本とアメリカの二重生活。近年は旅写真にも力を入れている。

オフィシャルサイト : http://oshimoto.net/

第222回:箱根旧街道石畳・Stone‐paved Road of Hakone Old Highway

前夜まで降り続いた雨で箱根旧街道の石畳は滑りやすかったが、濡れた石畳は光沢を増し、写真を撮るには好条件だった。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:28mm

江戸時代のはじめ、尾根伝いを歩き箱根を越えた湯坂路(ゆさかみち)に替わり、須雲川(すくもがわ)沿いの谷間の道が東海道として整備された。しかし、その道は雨や雪の後は泥道になり旅人のひざまで浸かった。泥道対策としてハコネダケという細竹を毎年敷き詰めていたが、竹は腐るので毎年変える必要があり大変な労力と費用がかかった。江戸幕府は1680年(延宝八年)に石畳を敷き、その後、1863年(文久20年)に14代将軍徳川家茂が京へ上洛する際に全面的に改修された。3月の初め、私は雨の合間を見て箱根旧街道の石畳を歩いた。自宅から一番バス(5時38分発)でJR逗子駅、横須賀線で大船駅、東海道線に乗り換えて小田原駅、そこから箱根登山鉄道で箱根湯本駅に7時42分に到着。駅から芦ノ湖まで箱根旧街道(距離約11.5km、高低差約685m)を歩くことも出来たが、箱根湯本から畑宿(はたじゅく)までバスで上りそこから歩くことにした。バスに乗るまで少し時間があったので,箱根湯本周辺を少し散策して時間を潰した。

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早川に架かる湯元大橋の上に立ち、小田原から走って来た電車も画面に入れて川辺りに咲く河津桜にフォーカスする。新レンズ28mmの筆下ろしには特別な光景ではなかったが、使い道が多いレンズだと感じた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:22.92MB

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前夜の雨で光っていた早川に掛かる人道橋のあじさい橋、新レンズ70−200mmの筆下ろしとなった。私は望遠ズームで焦点距離の長い方を多用する傾向があるが、このレンズは一番短い焦点距離からも使用したくなる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/1600 秒 | 絞り値:F3.5 | 焦点距離:104mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:20.97MB

箱根湯本からのバスには地元で働くと思われる男女5人と買い物帰り風の1人の老婆、それに私を入れた7人が乗車した。多くの観光ガイドに紹介されているバスへ大勢のハイカーが乗り込んで来ると予想したが、意外にも観光客は私だけだった。畑宿までは思ったより距離があり道の傾斜も結構きつく、畑宿に着くまでに全ての乗客が下車をし、少しの間だったがバスは私だけの貸し切り状態だった。箱根寄木細工発祥の地、畑宿でバスを下車し周辺を少し散策した後、はじめて見る箱根の石畳に期待を膨らませ歩き出す。カメラリュックには、この日メインに使用する予定の新レンズの28mmと70−200mm、それに14mmと50mm、カメラは2台のsdQuattroH、予備のカメラバッテリー4個、雨具、コンビニで購入したペットボトルの水2本とサンドイッチが入り、小さな三脚一本をリュックに外付けした。畑宿のバス停付近にハイカーの姿はなかったが、最初の登りで撮影していると単独で歩いて来た3人のハイカーが私を追い越して坂道を登って行った。

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バスの窓から見えたウッドクラフトの店へバス停から少し戻って撮影。壁の正面からの撮影は意外に難しいものだが、壁の隅済みまで実にシャープに写ってくれた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:18.08MB

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ここから今日の石畳の歩きが始まった。石段の上は箱根七福神の大黒天が祀られている1670年(寛文10年)に創建された日蓮宗の守源寺。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/160 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:25.52MB

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アオキだろうか?歩き始めてすぐに森の中へ入ると赤い実と光沢のある葉が目を引いた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:オート | シャッター速度:1/40 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:14.30MB

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薄暗い森の中、積み上げた小石に木漏れ日が差す。滑りやすい石畳の上に三脚を設置して撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/30 秒 | 絞り値:F2.0 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.11MB

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登った先は空が開けていたので濡れた石畳には空の青色が写り込んでいる。坂を登りきると右に曲がって新畑宿橋で箱根新道を超える。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125 秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:20.45MB

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デコボコして歩き難い石畳が木漏れ日に浮き上がる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:モノクローム | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:19.85MB

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鬱蒼とした杉の森と石畳。森の中を登って行くと平衡感覚がなくなる様な気がした。カメラを三脚に装着し水平を確認して撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/10 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:19.63MB

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差し込む陽光は強く水分を含んだ森の緑が一段と濃く見える。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F2.5 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:24.96MB

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西海子坂(さいかちざか)を登り振り返って見下ろす。手前と下の石畳に陽光が差し込んでいたので曲がった登り坂がイメージ出来る。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 14mm F1.8 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:14mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:21.63MB

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西海子坂を登り切ると県道に出た。舗装された県道から登って来た森の中の西海子坂を見下ろす。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/125秒 | 絞り値:F2.5 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:23.98MB

西海子坂を登り切ると七曲りと呼ばれるくねくねと曲がる舗装された県道に出て少し歩き、「東海道名所日記」に道中一番の難所と書かれた橿の木坂を登る。今は階段が付いて登りやすいが、昔は「箱根の山は天下の険」と言われた傾斜を登り切ると竹が多く生息するエリアに出た。そこからはしばらく平坦な道が続き小さな橋を渡り、畑宿と箱根宿の中間辺りに位置し、外国人を多く見かけた甘酒茶屋のベンチに腰掛け短いランチブレイクを取った後、再び石畳へ戻る。「石畳特別保存地区」とされた区間の石畳は歩きやすく、箱根町教育委員会による説明看板に、「この付近の石畳は、江戸時代初期、石畳施設当初の構造を、今に伝えています。石畳は、小石と土とを付き固めた地面の上に、石と石とを組み合わせ並べており、さらに、石畳の横に、縦の排水路を持っています。また、並木が植わっていた土手も、人工的につくられたものです。」とあり、説明図も描かれ理解を深めて登った。

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竹藪を通る石畳が光っていた。周囲の竹は石畳を敷く前に道に敷かれたハコネダケだろうか?薄暗い森から来ると直射日光が熱く半袖になった。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800秒 | 絞り値:F4.0 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:29.69MB

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この日小さな橋の下に水の流れは見なかったが、橋は歩きを楽しくさせてくれる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/500 秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:70mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:23.48MB

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休憩を取った甘酒屋近くの平坦な区間。この辺りに来ると空は雲に覆われ温度も下がりはじめ、太陽が顔を出す時間が少なくなった。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/320秒 | 絞り値:F2.8 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:34.39MB

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石畳のない区間は前日までの雨でぬかるんでいたので、ひざまで浸かったと言われる当時の悪路の様子が少しイメージできた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400 秒 | 絞り値:F2.0 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:4128 × 6192
ファイルサイズ:20.65MB

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平坦な区間でも足元に注意しないと転びそうになる。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:100 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250秒 | 絞り値:F2.8 | 焦点距離:50mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:25.46MB

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「石畳特別保存地区」とされた区間の石畳は石が平らで歩きやすい。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:125 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/250 秒 | 絞り値:F2.2 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:26.94MB

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畑宿と箱根宿の境の目印にされた巨岩の横を登る天ヶ石坂。F値を解放近くにし、天ヶ石坂と刻まれた石碑のみシャープに写す。曇って少し寂しくなった空気感、私の記憶色はカラーモードをシネマにすると蘇ってきた。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:125 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/160 秒 | 絞り値:F1.8 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:25.99MB

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空が雲に覆われた後、時より差し込む光りが有り難く感じる。この辺りの石はサイズも違い、光りが差し込むとさらにデコボコが強調された。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/800 秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:101mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:24.41MB

芦ノ湖へ近づいて来ると登って来た道は湖に向かって下りになり、湖から登って来る数組の外国人のグループにすれ違った。彼らは芦ノ湖までバスで上り、石畳を少し登って引き返すようだった。芦ノ湖が見えてくる権現坂を下りてゆくと車やオートバイのエンジン音が下から聞こえ、賑やかな湖岸に出ると外国人を含む観光客が沢山いた。

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芦ノ湖へ近づいて来るとアメリカから観光に来ていたカップルとすれ違う。2人は日本好きな友人の勧めで石畳を歩きに来たそうだ。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:125 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/320 秒 | 絞り値:F2.2 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:35.24MB

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街道から見える二子山。上二子山と下二子山があり、山道からは全てを見ることができなかったので見栄えが良いアングルから撮影。この時少しの間だけ光が差した。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 28mm F1.4 DG HSM | Art | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:125 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/400 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:28mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:27.31MB

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芦ノ湖へあと少しと近づいた所で、江戸での奉公が辛く故郷に戻ろうと箱根関所を抜けようとして、関所の柵にからまり捕まり斬首されたお玉という少女を祀るお玉観音堂に立ち寄る。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:曇り | シャッター速度:1/400 秒 | 絞り値:F3.2 | 焦点距離:107mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:20.27MB

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この日は富士山が見えなかったので箱根神社の平和の鳥居を撮影。

使用機材:SIGMA sd Quattro H + SIGMA 70-200mm F2.8 DG OS HSM | Sports | 露出モード:M-マニュアル露出 | ISO感度:200 | ホワイトバランス:晴れ | シャッター速度:1/640 秒 | 絞り値:F5.6 | 焦点距離:200mm | ファイル形式:JPEG | 画像サイズ:6192 × 4128
ファイルサイズ:17.32MB

芦ノ湖の元箱根港に来ると箱根湯本行きの急行バスが15分後に出るところだったので、湖岸をほとんど散策せず箱根関所跡にも立ち寄らずバスへ飛び乗り、空いていた後方の座先に座った。バスが出るまでに乗車客が立て続けに乗り混んで来てバスは満員となった。この日背負ったカメラリュックは箱根湯元から登っても行けると判断したので、歩く距離が半分に減った分快適に歩け、水々しい箱根の山歩きは満足度の高いものだった。次回箱根に来る際は、高低差があり大変だと思うが、この日歩いた道が整備される以前に箱根越えに使われた尾根伝いの湯坂路を歩いてみたい。

※ このページに掲載された作品は、RAWデータ(X3F)を「SIGMA Photo Pro」で現像処理をしたものです。
一部、現像後にゴミ取りのためにレタッチソフトウェアを使用した画像もございます。

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