SIGMA|株式会社シグマ

MTF曲線の公表データ追加について

弊社は、オフィシャルWebサイトにて、レンズ性能を表す指標のひとつとしてMTF (Modulation Transfer Function)曲線を公開しております。一方、この特性曲線の表示、計算方法は公的に決められておらず、光の波動的性質の考慮/未考慮により、その値が大きく異なることが知られております。
弊社では、レンズ性能を正しくお客様に伝え、製品選びの為の指標の一つとして、光学性能開示に努めてまいりましたが、この度、従来の「波動光学的MTF」に加え、「幾何光学的MTF」も今回発表する新製品より公開させて頂きます

なおWebサイトでは、その他にもレンズの性能の指標となるディストーションや周辺光量のデータも掲載しておりますので、是非こちらもご参照ください。

SIGMA GLOBAL VISION:http://www.sigma-global.com/
シグマオフィシャルWEBサイト:http://www.sigma-photo.co.jp/
※現行製品につきましては、3月中をめどに公開してまいります。

MTF曲線とは
MTF(Modulation Transfer Function)は、レンズ性能を評価する尺度のひとつで、被写体の持つコントラストを像面上でどれだけ忠実に再現できるかを空間周波数特性として表したものです。
図の横軸に像高(画面中心からの距離mm)をとり、縦軸にコントラスト値(最高値を1)を示したものです。
MTFには光の波動的性質を考慮した「波動光学的MTF」と考慮しない「幾何光学的MTF」があります。
光の波動的性質は光の回折現象として現れますが、回折現象はF値が大きくなる(絞り込む)ほど顕著で、
像の解像度を低下させる原因になっています。また、回折現象は開放状態でも発生しており、弊社では、当初から実際の撮影データに近い「波動光学的MTF」を掲載しております。
一方、光の波動的性質を考慮しないMTFは「幾何光学的MTF」と呼ばれ、簡易的に計算できるメリットがあります。しかし、回折現象を考慮しないためF値が大きくなるほど実写性能よりも値が高くなる傾向を持っています。