シグブラ
第84回:sd Quattro持って新宿ブラブラ

sd Quattro持って新宿ブラブラ

July 14, 2016

7月7日、ついにSIGMA sd Quattroが発売された。CP+ 2016で発表されたこのカメラが、ようやく世に放たれたのだ。どうやら結構売れているらしいという噂を聞き、翌日に自分もSIGMA sd Quattroを手に量販店を視察に出かけた。その真偽を確かめるためである。

量販店を覗いてみると、たしかに多くの人がSIGMA sd Quattroを手に取ってみている。ある店では数名並んでいたくらいだ。いくつかの店を回ったが、ボディ本体が売り切れのところもあった。うれしさと驚きを感じながら新宿をブラブラと撮り歩く。新しくできたバスターミナルでは多くの旅行者がくつろいでいた。

今日はSIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporary 1本でのブラブラ撮影だ。SIGMA sd Quattroには高性能なアートライン!というイメージがあるが、軽量コンパクトで手ブレ補正機能もあり、マクロでも撮影できるこのレンズもオススメだ。気負わずにパシャパシャとスナップするのが楽しい。

気温がかなり高くなるとカメラへの負荷も上昇する。SIGMA sd Quattroはかなり早めに温度警告が表示されるが、そんな時は人間も少し休んだ方がいいようだ。暑い日の撮影は水分補給と適度な休憩を取りたい。今年の夏は暑く長くなりそうな予感である。

ワイド端の開放値F2.8、マクロ、手ブレ補正機能がついたSIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM | Contemporaryは実に軽快だ。撮影焦点距離約26mm~105mmと街中のほとんどの被写体をカバーできるので、はじめての1本としてチョイスしてもいいと思う。

絞り開放で被写体にググッと寄れば背景をぼかすことも可能だ。より大きなボケは欲しい場合は、もっと明るいアートラインのレンズを使うといいだろう。目的に応じてレンズを交換できるのがこのSIGMA sd Quattroのメリットだ。

SIGMA sd Quattroはオートフォーカスも従来機より正確で高速だ。ストレスが少なく撮影に没頭できるのがうれしい。記録メディアがSDカードになったのもいい。X3Fで撮影した画像をボディ内で現像し、SDカードリーダーを装着したApple iPad Proに読み込んで、すぐSNSなどにアップロードもできる。もちろんEye-Fiカードにも対応している。

新宿駅からバスタ、ゴールデン街、歌舞伎町とブラブラ撮り歩いてきたが、暑さで喉が渇いてきた。そろそろSIGMA sd Quattroもバッテリーがかなり減っているはず、と思ってカメラを確認してみるとなんと全然減っていない!これには驚いた。まるでシグマのカメラではないみたいである(笑)

SIGMA dp Quattroシリーズの単焦点一本勝負!というスタイルも潔くていいが、SIGMA sd Quattroの気軽にズームレンズでブラブラと撮影するスタイルも楽しい。もちろんココ一番という時には、シグマが誇るアートラインレンズを装着して撮影に臨める。荷物をコンパクトにしたい旅行などでは、SIGMA 18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSMのような高倍率ズームレンズを使うのもいい。

というわけでそろそろ喉を潤すとしよう。この夏のSIGMA sd Quattroとのブラブラ旅について考えながら、冷たいビールと焼き鳥を流し込むことにした。どのレンズをこのカメラと組み合わせようかなあ、と思いつつ。

三井 公一

プロフィール

三井 公一
1966年神奈川県生まれ。
新聞、雑誌カメラマンを経てフリーランスフォトグラファーに。雑誌、広告、Web、ストックフォト、ムービーなどで活躍中。
iPhoneで独自の世界観を持つ写真を撮影、その作品が世界からも注目されているiPhonegrapherでもある。
2010年6月新宿epSITEで個展「iの記憶」を開催。同年10月にはスペインLa Panera Art Centerで開催された「iPhoneografia」に全世界のiPhonegrapherの中から6人のうちの1人として選ばれる。
公式サイトはhttp://www.sasurau.com/
ツイッターは@sasurau

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