僕がライフワークとしている被写体のひとつが中国・北京だ。五輪を控えて再開発がピークを迎えた頃から、変貌を続ける町の様子をつぶさに撮り続けている。その相棒にSIGMA SD1が加わった。4600万画素のX3ダイレクトイメージセンサーは、解像力もさることながら現場の空気感までをも写し込む。また市街での撮影は輝度差が激しいことも多いが、SD1は圧倒的な情報量と、それを引き出すソフトウェア「SIGMA Photo Pro」によって光と影を思いのままに再現できる。また手ブレの原因となる振動を極限まで抑えたシャッターも魅力。レンズに搭載された手ブレ補正機構(Optical Stabilizer)のおかげもあって、安心して手持ちで撮影することができる。実際今回紹介する作品は、夕焼けの1枚をのぞいて三脚を使用していない。胡同(フートン)と呼ばれる北京特有の路地を1日15~20km歩く僕にとって、そうした機動力はとても重要。このサイズで大判カメラに迫る高画質を実現したSD1は、新しい表現の可能性も感じさせてくれる。
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僕が北京でライフワークとして撮り続けているのが門。北京は風水によって都市整備が行われ、伝統的な住宅様式である四合院は必ず南東に門がある。各院ごとに意匠が異なる門は、まさに家の顔ともいえる存在だ。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/40秒
- 絞り値:
- F5.6
- 焦点距離:
- 28 mm
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五輪を境に中心街は大きく生まれ変わった。ただ新しくするだけでなく、このように伝統的な景観を復元したエリアもある。空が黄色いのは黄砂のため。僕はこの色合いが意外に好きだったりする。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/100秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 17 mm
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若者に人気のカフェストリート・南鑼鼓巷にて。うだるような夏の昼下がり、木陰でひと休みしていると、目の前を日傘の女性が涼しげに通り過ぎた。SD1は意外にも機動性が高く、その一瞬を捉えることができた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- A-絞り優先オート
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/250秒
- 絞り値:
- F3.5
- 焦点距離:
- 38 mm
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重厚な四合院の壁に、夏の陽射しが“影絵”を描いていた。輝度差の激しい被写体だが、SD1のX3ダイレクトイメージセンサーが光と影をしっかりと受け止めてくれた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/100秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 54 mm
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鼓楼から北京の中心線を通る地安門外大街を見下ろす。激しい渋滞はもはや北京の日常風景だ。奥の小高い山は、紫禁城(故宮)の濠を掘った際の残土で築かれた景山。その向こうに紫禁城が広がる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/80秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 38 mm
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カラフルな背景は、中国でよく使われる養生シート。奥では古い伝統的家屋が壊されていた。そんな北京ではありふれた光景が、木漏れ日でとても印象的に見えた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/60秒
- 絞り値:
- F7.1
- 焦点距離:
- 46 mm
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北京の年間を通して寒暖の差が激しい。猛暑が去ったと思うと、すぐに肌寒い季節がやってくる。そして来たるべき厳しい冬に備えて、胡同を練炭の配達人が行き交う。北京の古い住居では今も練炭で暖をとる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/125秒
- 絞り値:
- F7.1
- 焦点距離:
- 35 mm
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歴史を感じさせるドアの引き手に、一通の郵便がうまく差し込まれていた。こうしたある意味合理的な光景に、僕はどことなく中国らしさを感じてしまう。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/125秒
- 絞り値:
- F5.6
- 焦点距離:
- 54 mm
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胡同の壁にはところどころ、市民に何かを呼び掛ける標語やイラストが描かれている。以前は生活指導的な内容のマンガもよく見かけたが、訪れるたびに町ごと消えてしまい、今ではなかなか見ることもない。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- A-絞り優先オート
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/40秒
- 絞り値:
- F11.0
- 焦点距離:
- 21 mm
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今回レンズは2種類の標準ズームを使っているが、どちらも接写に強いのが特徴。とくにこのカットを撮影した17-70mmは、レンズの先端ぎりぎりまで被写体に近寄ることができる。撮影の旅でとても心強いアイテムだ。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- A-絞り優先オート
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/200秒
- 絞り値:
- F4.0
- 焦点距離:
- 70 mm
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紫禁城(故宮)の濠を、北京特有の重たい空気が包み込む。この雰囲気と空気感はフィルムでなければ写らないだろうと思い込んでいたが、SD1は僕の予想を超え、繊細に再現してくれた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 蛍光灯
- シャッター速度:
- 1/50秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 17 mm
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清朝が贅の限りを尽くして建立した紫禁城(故宮)は、世界遺産にも登録されている中国の至宝。映画「ラストエンペラー」にも描かれた壮大な世界が広がる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/400秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 63 mm
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ハイライトを飛ばさず、かつシャドウをつぶしたくないという非常に難しいシチュエーション。SD1のポテンシャルを信じて撮影したが、SIGMA Photo Proの「X3 Fill Light」によって見事に再現することができた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/60秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 17 mm
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北京には年に数回訪れるが、その度に再開発で消え去ろうとしている風景に出会う。たまたま迷い込んだこの町も、大半の家屋が壊され、更地になるのを静かに待っていた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/125秒
- 絞り値:
- F11.0
- 焦点距離:
- 17 mm
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胡同にはタバコや飲料、日用品を売る「便利店」がそこかしこにある。その軒先も自己主張があっておもしろいのだが、最近は町ごとなくなったり、24時間営業のコンビニ型「便利店」にとって代わられつつある。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 200
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/50秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 21 mm
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全体的に彩度の低い街並みで、時折目に飛び込んでくるのが鮮やかな赤。国旗にも用いられているこの色を引き立たせるために、あえてそれ以外の部分をモノトーンに抑えているのではないかと思うこともある。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/15秒
- 絞り値:
- F14.0
- 焦点距離:
- 28 mm
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紫禁城の北西に豊かな水を湛える前海と后海は、市民に憩いを与える存在。僕も北京滞在中はその周囲を散策するのが日課だ。夕暮れ時、そよ風に吹かれながら遊歩道を歩いていると、湖面の上を柳の葉が揺れていた。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/60秒
- 絞り値:
- F4.0
- 焦点距離:
- 58 mm
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東西南北を結ぶように整然と路地が入り交じる北京だが、古い町には地図にも載っていない細い小路がたくさんある。再開発を逃れた小路に迷い込むと、まるで清の時代にタイムスリップしたような気分になる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/125秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 70 mm
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2008年の北京五輪に向けて大がかりな再開発が始まったのだが、五輪から3年経ってもまだあちこちで工事が行われている。工事そのものが日常風景といっても過言ではなく、それがまた被写体として興味深くもある。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/60秒
- 絞り値:
- F11.0
- 焦点距離:
- 19 mm
-
道端に積み上げられたミネラルウォーターのボトルを見て、思わずアンディ・ウォーホールの作品を連想してしまった。積み上げた問屋のお兄ちゃんは、おそらくそんなことは微塵も考えていないだろうが……。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/125秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 28 mm
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かつて科挙を受験するために上京してきた学生たちが住み、それによって筆や紙を売る店が集まったのが瑠璃廠。 清の時代を思わせる路地に、中国古来の文具や書物を扱う店が軒を連ねる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/80秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 70 mm
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ガイドブックに何も載っていないエリアこそ、本当の北京の姿が残っている。しかし再開発の波は容赦なく町を呑み込んでいく。ここに写っている家屋も相当古いものだが、おそらく1年後は更地と化しているだろう。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/60秒
- 絞り値:
- F11.0
- 焦点距離:
- 23 mm
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SD1の魅力は発色や階調の豊かさ、そして圧倒的な解像力にある。北京の伝統的な街並みを、以前から大判カメラで緻密に写したいと考えていた。しかしSD1の登場によって、大判カメラで撮影する理由はほぼなくなった。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 1/100秒
- 絞り値:
- F8.0
- 焦点距離:
- 40 mm
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夕暮れの后海にて。北京で感じることのひとつが空の広さ。大気汚染で靄がかかった空も北京らしくて実は好きなのだが、天気に恵まれると多湿な日本とはまた違った、鮮やかな空に出会うことができる。

- カメラ:
- SIGMA SD1
- レンズ:
- SIGMA 17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM
- 露出モード:
- M-マニュアル露出
- ISO感度:
- 100
- ホワイトバランス:
- 晴れ
- シャッター速度:
- 0.8秒
- 絞り値:
- F11.0
- 焦点距離:
- 23 mm
































