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使用カメラ:キヤノンEOS-1D Mark II
絞り優先オート:F5.6
ISO感度:400 |
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12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMは、シグマがカメラメーカーに先駆けて未知の領域を拓いた名レンズである。デジタル対応では数社が追いかけてきているが、いまだに銀塩の画面フルサイズでは他社の追随を許さない。いかにシグマのレンズテクノロジーが並外れているかを証明する逸品である。
かつては「カメラメーカーのレンズでなきゃ」という誤った迷信があったが、今ではそんな話をまともに信じる者はプロの間でも少数派になった。なぜこれほどまでにレンズ専門メーカーの躍進が著しいかというと、銀塩からデジタルへという劇的なターニングポイントにおいてカメラメーカーは売れるボディを開発することだけに必死で、とてもレンズの研究にまで手が回らなかったからだろう。
もちろん、これまでにもプロに根強い人気を誇っていたレンズメーカーの製品もあったが、さすがに今のようにシグマのレンズがカメラメーカー製レンズ以上に人気を集めているのは、やはり異常なのかもしれない。しかし何はともあれ、良いものは良いのだ。いわゆる目利き揃いのプロが絶賛するレンズを比較的安く買えるのはありがたいことである。
12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMを手にした者は、誰でもレンズの丁寧な造りに感心する。先進の光学技術と精密な加工技術は、しっくり手のひらになじむ快適な操作性を約束する。
トライアスロン大会のスタートで実写してみると、なるほどスナップ感覚で手前から奥までピントの合った深い被写界深度の写真ができあがった。12mmの超広角で撮影したため極端に遠近感が強調され、ややもすれば非現実的でありながらもインパクトの強烈な写真に仕上がっている。ひと言で素直な描写というよりも、個性あふれる描写だ。作画の意図が曖昧だと中途半端な絵になってしまうが、自分なりに満足のいく作品を求めて使うならば、必ず期待に応えてくれるだろう。
私はチビっ子たちの元気いっぱいのスタート風景を力強く描くため、水の表情を主役に置き換えダイナミックに取り入れてみた。結果はご覧の通りで、レンズの持ち味を十分に活かす作品になった。12-24mm F4.5-5.6EX DG ASPHERICAL HSMは冒険心をくすぐる魅惑的なレンズである。
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